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貴方の生きがいとは?高齢者の生きがいとは?真の生きがいとは何かということを追求しています。
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| ジュエリーデザイナー温水園の画伯

「温水園の画伯」
園長がニコリと笑って通り過ぎた夜から・・、温水園の画伯になった

「この方が描く山には魂が感じられる。山と関係のある仕事をしていたのではないか」

個展で東さんの絵に接した著名な画家は、そう評した。その指摘どおり、東さんは、30年以上も森林伐採業を続けてきたのだ。

「製材所の連中が切れないような大きな木を切るのが私たちの仕事でした」

切る前に見上げた大木、そして、東さんが木こり仲間とともに「国の宝やから」と切らずに残した巨木は、今でも目に焼き付いているという。東さんはそんな木々たちがいた山の風景を今の風景とだぶらせて自然画を描き続けてきた。

「木を切ったら一杯飲もうやと、懸命に鋸をひいた昔を思い出します」

透き通った画風。個展は「東勝吉素朴画展」と名付けられた。

東さんは特別養護老人ホーム温水園の入居者だ。15年前に入居、当時は4人部屋の片隅で隠れるように筆を運んでいた。

「同居者が寝静まってからは、電気スタンドを自分のほうにだけ向けてね・・・・」

そんなある夜、園長(佐藤忠興さん)が廊下を通りかかった。東さんは、「まずい、注意される」と思った。しかし、園長はニコリと笑って通り過ぎた。その日以来、温水園は園をあげて東さんの画家生活をバックアップするようになった。

「他のことは何もせんでいいけど、絵だけ描かしちょくれ」

そう語る東さんは、今二人部屋を占有し、2〜3日に一枚のペースで描き続けている。

「ここにいると、一日中絵を描いて暮らせる」

90歳を超え、まさに悠々自適の生活。要介護2だが、病気らしい病気もなく、健康そのものだ。

雑誌・ケアマネージャー/2002 . 2月号から

温水園内は東さんのアートギャラリー

廊下にも

園長室にも

廊下の金鱗湖

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